ホーム | 家紋の暖簾 | 日よけのれん | 無地染め暖簾 | 藍染暖簾 | 楽屋のれん | 業務用のれん | 麻のれん | デザインが大切なのれん | 模様 |
  印象のれん | 昇華転写の暖簾 | 京都のれん株式会社 | 節電のれんを設置 | 自由度が高いのれん | のれんの製作イメージ | ロングのれん |
  サステナ暖簾 | 若手俳優の応援に | ハワイアン風のれん | ヨーロッパテイスト | 花嫁のれん展 |
  のれんの色の知識 | 綿麻スラブクロスの特徴 | お店の象徴となるのれん | 印染めの語源 | 店構えの演出 | 生地見本を取り寄せる | お洒落な名入れ暖簾 | 防炎シアリエステルのれんの特徴 | サイトマップ

のれんを作る前に知るべき事

江戸時代から伝わる庶民の風習

のれんの用途

「花嫁のれん」とは婚礼に用いられる特別な「のれん」で、
石川県を中心とした能登・加賀・越中に伝わる江戸時代を起源とする風習のひとつです。

この地域の花嫁は、嫁入りの当日に玄関先で実家と嫁ぎ先の水をのれんと地域の文化
半分ずつ混ぜて飲み干し、実家の紋を入れた花嫁のれんを
嫁ぎ先の仏間の入り口にかけるという習わしがありました。

そして、嫁ぎ先の仏前で手を合わせご先祖様に「どうぞよろしくお願いします」とお参りしてから結婚式が始まります。

この花嫁のれんは、たった一度しか使用しないのに贅を尽くして作られていました。
鶴亀や松竹梅といった縁起が良く祝福の気持ちを表したものや、故郷を忘れないようにと
その景色を描いたもの、夫婦円満の象徴であるおしどりを描いたものなど、その模様は多岐に亘ります。

家紋や色の出し方が異なるなど1枚として同じものはないと言われていますが、
その理由は言葉で伝えきれない親の思いが込められていることによります。

ただ、結婚式当日、婚家に出向く花嫁の両親が、その場に立ち会うことはありませんでした。
「どうか結婚式を晴れやかに迎えられますように。娘がこの先ずっと幸せでありますように」
という願いを込めて準備する時間は親にとって重要で、子離れの覚悟を決めるのに必要な時間だったのかもしれません。

百数十枚が展示される花嫁のれん展

結婚式後ののれんは嫁ぎ先の仏間にかけられていましたが、それを商家や民家などの屋内に
百数十枚展示するイベントが花嫁のれん展で、2004年に初めて開催されました。

このイベントは、一本杉通り振興会の5人女将さんの発案から誕生しました。
この5人の女将さんたちが取材で訪れたある雑誌記者を石崎奉燈祭に案内したところ、
とある家の中に飾ってあった「のれん」を見たその記者から、「あなたたちには、美しいのれんがあるじゃない」と言われました。

それまであまり意識をしていませんでしたが、そのとき5人の女将さんたちは
その魅力に改めて気づかされたのです。そこで、それまでは押し入れに仕舞い込んであった
「花嫁のれん」を持ちより、一本杉通りに飾って観光客にも見てもらおう決め、
翌年の2004年にそれぞれが持ち込んだ56枚ののれんを飾り、第1回花嫁のれん展を開催したのが始まりです。のれんのイベント

現在では、色や柄が一枚一枚異なる花嫁のれんが、百数十枚も飾られて街中を美しく彩る人気のイベントとなっています。

石川県を訪れた際は、親から大切な娘に託した想いを感じ取るとともに、
鮮やかな模様に秘められた物語を聞きに、是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

トップ  おしゃれなデザイン  のれんの用途 オーダーのれん  染め方二種類  京都でオーダーする  京都ののれん  アサ暖簾  デザインが大切なのれん  オーダーで制作  撥水のれんは汚れ のれんの色入れ技法  防炎のれん  暖簾で暖房  のれんの特徴と活用例  のれんの製作イメージ  のれんの長さと目的  SDGsにも貢献  インパクトがある暖簾の特徴  インテリアにしたくなる暖簾  アンティーク雑貨として  地域の風習  伝統的な決まり  細かい染色が魅力の素材  結界の役割を持つのれん  のれんの由来を再認識  風情ある老舗店を参考に  色や質感を確かめる  刺繍のれんで個性を出す  独特なぼかしの表現が魅力  sitemap

Copyright©  自分にご褒美!京都でのオーダーのれん All Rights Reserved.