大型の日よけのれん
お店の軒先などに張る、割れ目のない大型の日よけのれんが注目されています。
もともとは、お店の中に直射日光が入ることを防ぐために使うものですが、
寒い時期に風が直接入り込んでくることを防いだり、店頭を装飾する
看板として使うこともあります。
割れ目がなく、上部と下部に竿を通しがあるため
くぐることはできませんが、斜めに立てかけたり、壁面に飾ったりすることができます。
現在では、サイズやデザインのバリエーションが豊富になり、
ラーメン店やそば屋、居酒屋など食事の店だけでなく
甘味処やカフェなどで利用されることも増えてきました。
また、酒店や陶器店、ショップなどで使われることもあり、
幅広い業種で活用されるようになっています。
目的によって使い分けが可能!さまざまなのれんの種類
暖簾は平安時代の絵巻物に描かれていることから、歴史の古いものであることが伺えます。
最初は風雨よけが目的でしたが、江戸時代頃には商いをしている店の玄関にかけて
店の名称を入れたり看板的役目も果たしていました。
のれんは種類がいくらかあり、「半のれん」は大人の男性の顔のあたりまでしか
長さがない短めの布でできています。
この種類は寿司屋や、ラーメン屋、おそば屋などでよく使用されています。
店の繁盛ぶりが外から見えるように、また出入りがスムーズにすむように
飲食店でかけられることが多いです。
「長のれん」は大人の男性腰あたりまで、ありお手洗いの目隠し目的で使われたり
料亭など外の騒がしさを遮断する目的でも使用されます。
日差しの日よけにも向いています。
「水引のれん」は横長タイプで軒先にかけられることが多いです。
こちらもお店の家紋や名称をいれて使われます。
現代でも宣伝用や装飾品などとして広く伝統深い暖簾は、各地でお客様を迎えています。
色と大きさで存在感を出す
サイズが大きいので、赤やオレンジなどを使うとインパクトがあり、
茶色や緑、ベージュなどは和風で落ち着いた店に似合う雰囲気を
演出することができます。
遠くからでも良く見える視認性の高さから、お店のイメージを
アピールすることができるメリットがあります。
最近大変流行している日よけのれんは、京都でオーダーすることがおすすめです。
京都は、のれんの本場であり、家紋や屋号を入れたり、麻や綿、
ちりめんなどの素材を選んだりすることができ、色や織り方、
柄も豊富でおしゃれで上質な物をオーダーすることができます。
手描きの絵柄が付いている物や家紋付きのデザインが人気があり、
オーダーならではのオリジナル性で店舗の雰囲気を
盛り上げる効果が期待できます。